人はピンチに追い込まれたときに本性が現れる

変わり者と天才は表裏一体!?発達凸凹日記

みなさんは、人生の中で、ピンチに追い込まれたことはありますか?

そして、それをどう切り抜けてきましたか?

どうも!共育LIBRARYを運営しているりょーやんです。

今回の発達凸凹日記は、筆者がピンチに追い込まれたときの話をしようと思います。

ピンチというものは、大事な局面であればあるほどやってくるものです。

これから語るピンチも、人生の重要な局面でやってきたものでした。そう、あれは、教員採用試験のときです。

筆者が教員採用試験を受けた年は、2012年。大学を卒業して、1年半後に受験をしたのです。それまでは、持ち前の衝動性を発揮し、語学留学をしたり、バックパッカーとして諸国を放浪したりと、フリーダムライフを送っていました。

まだまだフリーダムを味わいたかったのですが、次の年度には教員として働き始めたかったので、一旦帰国。短期間で教採対策をして採用試験に乗り込んだのです。

そして、出くわしたのが、水泳実技試験です。当時の筆者の地域では、水泳の実技が教員採用試験の種目としてとりあげられていたのです。

さて、これから語るピンチとは何なのか。それは、泳げる泳げないという大方の人が予想できる話ではありません。奇想天外をモットーとしている筆者は、予想の斜め上をいくピンチを自ら迎え入れました。

その「ピンチ」に気付いたのは、更衣室の中でした。水泳実技のために周りが着替え始めている中、筆者はふとあることに気が付いたのです。

「全員、水着が黒い。」

厳密に言えば、黒、もしくは紺色です。その2色以外の水着の人も正確に言えば、いました。しかし、それは、水泳を本格的にやっている競泳用の水着を持ってきていた人だったと思います。

そんな周囲の状況を見て、筆者は「奇跡よ、起こってくれ・・・!!」と思いながら、かばんの中から水着を取り出しました。しかし、筆者の願いは虚しくも届かず・・・かばんから出てきたのは、朝入れた記憶通りの「ハイビスカスが咲き乱れる水着」だったのです。

その時は、諸外国から帰国したばかり。タイランド(あ、間違えました。トュアイルァンド)で買った、お気に入りの水着が手元に残っている状態だったのです。

採用試験の朝、筆者は直感的にこの水着を選びました。そして、勝利を確信したのです。「この水着で、ぼくは水と友達になるんだ!」と。

しかし、神は試練を与えるもの。

絶望的な気持ちのまま、試験会場のプールに行くと、そこには、黒と紺色の水着がズラリ。筆者の水着は明らかに異彩を放っていました。筆者は内心では、採用試験担当者たちが仕掛けたトラップを恨んでいました。

だって、そうでしょう?試験に必要な物のリストには、水着の色の指定はなく、「ハイビスカスは控えること」とどこにも書いていなかったのです!

冷や汗だらだらな状態を、ゴーグルをつけた顔面で冷静さを取り繕っている間に、筆者の番がやってきました。

このピンチのときこそ、真価が発揮されるとき。みなさんなら、どうしますか?

筆者が選んだ選択。それは「ハイビスカスを見せつける」という道です。

人と違う水着を恥じることなく、必要以上に派手に水しぶきをあげ、雄々しく、かっこよく泳ぎ切ったのです。

見よ!俺の生き様!

泳ぎ切って、水から上がった後も、ゴーグルを外し、髪をかき分けながら、試験官の方にグッと熱い目線を送りました。(髪をかき分けながらは、多分妄想です。)

きっと試験官は思ったはずです。「人と違う環境にいることを物ともせずに、最高のパフォーマンスを発揮するとは・・・この男、できる!」と。

そう、筆者は、黒の水着という暗闇に咲き誇る一輪の花となったのです。(実際にはたくさんのハイビスカスですが・・・)

そして、結果はどうであったのか。それは、見事に「合格」でした。

この教訓から筆者が学んだこと。それは、「ピンチはチャンスであり、恐れずに精一杯のパフォーマンスを出し切れば、後悔はない」ということです。もう一つ付け加えるならば、「勝負時は、ハイビスカスの下着を身に付けるということ」も学びました。・・・ごめんなさい。2つ目は嘘です。

そして、晴れて教員採用試験の合格通知を9月頃に受け取った筆者は、周辺期間で稼いだお金を投入して、最後のフリーダムライフを味わうべく、再びヨーロッパ方面へと旅立ったのです。そして、教員として働く直前に帰国し、教師人生をスタートしました。

ちなみに、その年度に、筆者は椎間板ヘルニアを発症し、一時的に寝たきりの状態になっています。しかし、意地でも海外に行きたかった筆者は、腰に爆弾を抱えた状態で、長時間飛行機に乗り、最後のジャーニーに旅立ちました。

お陰で、到着したイタリアでは、最初の2日間は、ホテルのベットから全く起きれず、帰りの飛行機では、激痛が走り、飛行機の中で、床に寝そべり、中国人のフライトアテンダントにお世話をされていました笑(中国の航空会社を使っていたので)

いや~生きていてよかったです笑

神よ!感謝します!

人生とはかくも波乱万丈なもの。なぜか、普通よりも斜め上のピンチを迎え入れてしまう筆者の「波乱万丈どんどこい!」の生き様を、また、発信できればと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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